26歳未婚女性

カブトムシ

20220215

もう28歳になっていた。

 

母国に帰って、それをまじまじと痛感する。

久しぶりの自室で過去のプリクラを見つけ、ほっこりと思い出に浸っていた翌日には

今まで誰よりも大好きだったあの彼が結婚したことを知る。

 

うん???

しかもお相手は私を最も心病ませた出来事の張本人である。

それは前からうっすらと存じ上げていたが、

なんともまぁしっかり子供まで身ごもっておられる。

まあ、まあ、、、ゆくゆくはこんな日が来るとは思っていたけれど

いざ人の言葉にのって、耳から頭へ入ってくると、

そしてじわじわと心までたどり着くと、心が濡れた雑巾みたいにずんと重い。

 

雑巾を絞るために、友達に「幸せになろうね」と送る。

彼女はまだ未婚、もし結婚されて本当にひとりぼっちになったらどうしよう。

 

そこから関をきったかのように続々と結婚の報告を耳にする。(目にする。)

どうしたらそんな大好きな人と幸せになれるんですか?

 

 

 

 

 

20201205

何にでもそうですけど、タイトルをつけるのは面倒。

仕事みたいに何か目的が定まっていればいいけど。

 

人生の分岐点にいるのだろうと思う。

そんなことをふと思い、なんの前触れもなくホテルを予約した。

「キャンセル無料」といいながら、しっかりとキャンセル料がかかったので

夜中のテンションでやってしまったことをちょっと悔やみながらチェックイン。

ところがめちゃくちゃ質のよいホテルで

(バスタブがあり、かつバスソルト常備。これ大事なあ)

昨晩とはうってかわって存分にステイを楽しんでいる。

 

さっきふと「これ書こう」と思って今に至るが、忘れてしまった。

 

最近のこと、晩御飯を迷っていたので

サッポロ一番塩ラーメン」があるよと決死の覚悟でお伝えしたところ

サッポロ一番なんて、、、」みたいな返しがきた。

私のなかでは「サッポロ一番」はごちそうだ。

酔って帰ってきたお父さんに、お母さんが渋々いいながらこしらえ

お父さんはたっぷりととろろ昆布をのせ、ずるずるすする。

その音を聞きつけて起きてきた私に箸を渡し、「まぁた食べられっしもた」

といってへらへらしているお父さんが大好きなのだ。

まあそんなこと知らないか。

この人なんて特に、無駄知恵ばかりため込んだ26歳の私しか知らないのだから。

しかしその一言に思いのほか傷ついた。

大げさだけど、私はそういう質なので、この人とは分かり合えないとまで思った。

 

好きなものを否定されるのはいい。別に好き嫌いがあるから。

大事にしている思い出がある些細なものを否定されると

その思い出や、思い出に関わる人たちまでも否定された気分になる。

こういう自分はなんて形容したらいいんだろう。

被害妄想ではない。感受性が豊か?妄想癖?形容しがたい。

 

ここまで快適に過ごしていたホテルだが

隣から爆音でベトナム語のバラードが流れ出した。嗚呼。

フロントに訴えるも、チェッキングの一点張りだ。

出資者でも泊まっているのか?頼む、私の時間を邪魔しないで。。

 

 

20200517

GWなんて勿論なかった。

次の連休は9月までない。

 

昨日偶然となりの席で飲んでいたナイスミドルおじさんに

邦画をみられるサイトを教えてもらう。

そこで今日はさっそく観たかった2本を観た。

どっちもやっぱり好みだった、最高だった。

久しぶりの邦画が染みた。

邦画はあちこちに自分の過去やトラウマを彷彿とさせる表現がひそんでいるので

突然あの事や、家族、愛犬のことを思い出してぼろぼろ泣いたり

逆にあの時あったやばい奴を思い出して爆笑してしまう。

やっぱり母国語だし、自国情緒がにじみでているのか、共感性が高い気がする。

 

家族の映画をみてから、愛犬のことばかり考えていた。

歩けなくなったのも、太って都合が悪そうなのも、すべて私たちのせいだったし。

挙句、世話もできない環境に自分で行っておいて恋しいなんて、都合がいいなー。

そんな悲しい気持ちでコーヒーを飲みにカフェにきてこれを書いているとき、

まさにちょうどその時に

まんまる太ったスムースダックスフンドがよてよてと足元に歩いてきた。

考えすぎて、妄想でもみえているのかと思った。

これまで5回以上はこのカフェにきていながら、店に犬がいたことはなく、そんな気配さえなかった。

ましてやダックスフンドに出会えるなんて。

Michaelというおじいちゃんだった。

しかも、BGMが山崎まさよしの「One more time, One more chance」だった。

すごくないですか?「こんなところにいるはずもないのに」って。

こういう偶然があるたび、ちょっと自分が特別な人なんじゃないかと勘違いしてしまう。

 

f:id:ggggghtm:20200517222307j:plain

 

20200410

ついにリモートワークになりました。

最初は「誰とも顔を合わせなくて済む!」と喜んでいたけれど

部屋に閉じこもって机に向かうのはつらい。

あと、もういいだろうとパソコンから離れてもメール受信の音がするとはっとする。

いつでも作業ができるのは、逆に離れるタイミングが分からなくなる。

(なんか無視している気分になる)

 

良いところといえば、付き合いで無理して高いお昼ごはんを食べずに済むし

化粧をしなくてもいい。コンタクトも着けなくていい。

何より、不毛なコミュニケーションがない。

 

最近の食生活の話をする。

もともと米に愛着がないが、最近はめっきりパンばかり食べている。

こっちのパンは、何かおいしい。何かといわれると、小麦感が強い気がする。

朝から晩までパン。しまいには、カレーを作りながら、パンを焼いた。

「カレーライス」から離れるなんて、これで正真正銘のパン派になったと確信した。

 

でも、あの「カレー」が食べたかった。

でも肉は買いたくないし触りたくないし、食べたくもない。

でもあの「カレー」が恋しく、ありったけの野菜をぶち込んだカレーを作った。

やっぱりなんか味気がない。

バターや牛乳を入れてコクを出そうと思ったが、効き目がなかった。

ほんだし」と「ごはんですよ」を入れるとおいしくなった。

 

f:id:ggggghtm:20200412005407j:plain

このコンビニで70円くらいで買った小さい食パンが微妙においしい。

 

ついにピーナッツバターを買ってしまった。

「Crunchy」と「Smooth」が選べた。

本当は「Nutella」が買いたかった。

なんと小さいもので400円だったのでくじけた。

ピーナッツバターはなんと150円だった。

アメリカの映画でよく深夜にピーナッツバターを食べる子供がいるが

今まさにピーナッツバターをなめている。これはそうなるわ~~~

 

 

f:id:ggggghtm:20200412011408j:plain

 

あとは、カボチャが安かったのでクリームチーズと混ぜてサラダにした。

こっちのカボチャは水っぽいので、なかなかホクホクにならず

レンジで水分をとばしたり、オーブンで加熱したりした。

こっちのクリームチーズはうまい。

こっちのKEWPIEがベトナム人向けに作っているマヨネーズもうまい。

ちょっとさっぱりしていて、甘酸っぱい。

 

見事にパン中心の生活になっている。

ここまでくると、近くにうまいパン屋がほしい。

 

下の階に住むドイツ人が毎晩奇声をあげている。

ベトナムの学校はほとんどが休校になり、

英語の教師である彼も、仕事がなく、給料ももらえていないらしい。

鍵を忘れて入れない、と電話がかかってきたから迎えにいくとスーツを着ていた。

多分、就活をしているんだろうな。

国に帰ればさらにコロナが蔓延していて、仕事もない。

勝手に同情する。わたしもそうだなあ。

でも、お願いだから窓をあけて深夜にドイツ語で喚き散らすのはやめておくれ。

 

ピーナッツバターうめえなあ。

 

 

20200328

 

コロナウイルスで「おうち時間」が推奨されている。

 

多分、高校生以降、私は

「休日に暇していると充実していないと思われる」と思っていた。

それで、恥ずかしいけれど、特に行きたくもないところへ行ったり

こんなこというと大変申し訳ないのだが、遊びたくない人と遊んだりした。

 

学生時代は本当に忙しなく過ごしていたからそれほど気にならなかったが

社会人になって「休み」がきっかり土日祝日に限定されたとき

その限られた時間をおもしろい人たちと一緒に楽しく過ごしていないと

くだらない大人になる、「いい大人」になれないと思っていた。

 

だから土曜の夕方に予定が決まっておらず家にいるだけで恥ずかしいと思っていた。

今となってはその無駄なお酒代を貯めておいてほしかったし

もっと家族で過ごす時間を大事にしてほしかった。

インスタで周りの友達が楽しい思いをしているのをみては

勝手に疎外された気になっているんだったら少しは勉強しろと思う。

 

「土日ずっと家で寝てた」と言いのける人がうらやましかった。

特別口にしたことがないけれど、きっとそう思っている20代女性は多いはずだ。

(そう思っていないのであればあんなにもインスタを投稿しなくてもよいはず)

 

今は、「おうち時間」を過ごす人が「いい大人」として認識される。

最高だな。

無駄なチケット代も払わなくていいし、無駄に楽しい振りをすることもない。

ずっと家でかまいたちの動画をみていても、許される。むしろ褒められる。

私みたいにくだらない見栄、

そしてそんな見栄に嫌気がさしているのに止められない自分と戦うのに

疲れてしまった人がいるに違いない。

そんな人たちは、たぶん私同様ほっとしているに違いない。

 

そう思えば、ホーチミンにきてからその「休日暇回避強迫観念」から解放された。

どうせ遊びたい人とは遊べないし、比べものにならないくらい選択肢がない。

 

 

f:id:ggggghtm:20200329052332j:plain

 

このレモンパスタが食べたい。

(ネギと柚子胡椒とパスタを炒め、これでもかとレモンを絞りまくるもの)

今日デリバリーで200円のアラビアータを頼んだら

生のきざみニンニクが死ぬほど入っていた。

からくて青臭いのに、そのまま食べた。めんどうくさいから。

おなか、いたいね。

 

20200322

昨日はお父さんの誕生日だった。

同級生たちのお父さんよりも大分前に生まれている私のお父さんは

もはや同級生たちのおじいちゃんレベルだ。

 

この歳になってようやく堂々と言えるけれど

お父さんは最高だし、お父さんが大好きだなぁ。

大学生の時、堂々と「お父さん大好きやねん」っていう友達がいて

その場ではファザコンやと揶揄しつつ、

そう言えるなんてこの子は最高にかわいいと思ったところまで思い出して昨晩は寝た。

 

おそらく高校1年生のときまで、たばこがやめられないお父さんを

副流煙で人を殺す犯罪者だといって忌み嫌っていた私が

残り僅かのアメスピを一日一本、貧乏たらしく吸っている。

 

ーーー

 

やっぱりどうでもいいことばかり考えては共有したい。

オリンピックやコロナウイルスも、

やはり日本国民にとっては熟考すべきトピックではあるが

それよりも生活のいたるところに気がかりなことも、喜ばしいこともあって

そんなことばかり考えてしまうね。

 

 

 

 

 

 

20200321

ここ数日いつにも増して暑い。

最近は サムクックばかり聴いている。

 

f:id:ggggghtm:20200321220610j:plain

 

 

f:id:ggggghtm:20200321220828j:plain

 

カフェの写真とか、くそほどおもしろくないし

露出補正間違えてすごい変な写真になってるね。

 

 

多分19歳以降、コーヒーを口にしない日はこれまでに無い気がする。

毎日朝起きてから夜寝る直前までコーヒーを飲んでいる。(眠れないことがない)

ここホーチミンに住んでから、落ち着いて甘くないコーヒーが飲める場所を

毎週末のように探し求めている。

コーヒーの良し悪しについては人並みの感覚しかないので

ほぼ清潔感だったり騒音、BGMの音量・質による話になる。

Gさんが走っていたり、ベトナムギャルがYoutubeをオンフックでみていたりする場所もある。

でも、別に豆は深入り、アラビカ種がうんぬんとか、

ペーパードリップがうんぬんとかは本当にどうでもいい。

熱くて苦くて濃いのがいい。

(しいていうと、ペーパードリップはぬるい気がするからサイフォン式が好き)

 

日本にいるときはカフェよりも喫茶店派で

好きな喫茶店の条件はまず喫煙可、背もたれのある椅子、水がおいしい。

ベトナムのカフェは意外なことにすべて禁煙だし、水は8割がた、くさい。

(コップがくさいのかもしれないなと最近思う)

そしてブラックコーヒーといいつつ、じゃりじゃりに砂糖が沈んでいたりする。

あと、疑問なのですが日本でいう「ブレンドコーヒー」って日本にだけ存在するんですか?

こちらでは見ないのですが、海外どこにもないのですか?

 

f:id:ggggghtm:20200322021453j:plain



今日行った上記のカフェもそうだけど、内装がとてもかわいい。

吹き抜けが多い。でも風の抜け方が計算されていないことが多い気がする。

(窓を広くとっている割に空気がこもっている感じがします)

 

 

コメダ珈琲でくだらない時間を過ごしたり、ごりごり作業をするのも大好きだけど

rojiでたばこを吸いながら熱いコーヒーが飲みたいな~~~

 

続きを読む