コロナウイルスで「おうち時間」が推奨されている。
多分、高校生以降、私は
「休日に暇していると充実していないと思われる」と思っていた。
それで、恥ずかしいけれど、特に行きたくもないところへ行ったり
こんなこというと大変申し訳ないのだが、遊びたくない人と遊んだりした。
学生時代は本当に忙しなく過ごしていたからそれほど気にならなかったが
社会人になって「休み」がきっかり土日祝日に限定されたとき
その限られた時間をおもしろい人たちと一緒に楽しく過ごしていないと
くだらない大人になる、「いい大人」になれないと思っていた。
だから土曜の夕方に予定が決まっておらず家にいるだけで恥ずかしいと思っていた。
今となってはその無駄なお酒代を貯めておいてほしかったし
もっと家族で過ごす時間を大事にしてほしかった。
インスタで周りの友達が楽しい思いをしているのをみては
勝手に疎外された気になっているんだったら少しは勉強しろと思う。
「土日ずっと家で寝てた」と言いのける人がうらやましかった。
特別口にしたことがないけれど、きっとそう思っている20代女性は多いはずだ。
(そう思っていないのであればあんなにもインスタを投稿しなくてもよいはず)
今は、「おうち時間」を過ごす人が「いい大人」として認識される。
最高だな。
無駄なチケット代も払わなくていいし、無駄に楽しい振りをすることもない。
ずっと家でかまいたちの動画をみていても、許される。むしろ褒められる。
私みたいにくだらない見栄、
そしてそんな見栄に嫌気がさしているのに止められない自分と戦うのに
疲れてしまった人がいるに違いない。
そんな人たちは、たぶん私同様ほっとしているに違いない。
そう思えば、ホーチミンにきてからその「休日暇回避強迫観念」から解放された。
どうせ遊びたい人とは遊べないし、比べものにならないくらい選択肢がない。
このレモンパスタが食べたい。
(ネギと柚子胡椒とパスタを炒め、これでもかとレモンを絞りまくるもの)
今日デリバリーで200円のアラビアータを頼んだら
生のきざみニンニクが死ぬほど入っていた。
からくて青臭いのに、そのまま食べた。めんどうくさいから。
おなか、いたいね。