26歳未婚女性

カブトムシ

20200222

二月の日付はわかりづらい。

2020年だからか~。

 

現在借りているアパートの契約終了日は今月末。

12月からいろいろなアパートを見て回っているが、なかなか見つからない。

思っている以上に予算が低いようで、選択肢が多くはない。

 

これまで内覧してきた数でいえば、優に15件は超えているが

なかなか、どうも即決にいたる物件がない。

 

現在の物件は即決だった。

見て10分で入居を決めた。

そのころ、わたしはベトナムは汚くてつらい街だと思っていたから

そのキレイな内装と、家主が英語を話せる、お湯がでるという3つの条件で即決に至った。

住みだしてから日当たりが悪いことに気が付き鬱になりそうだった。

 

ベトナムで部屋を探すときに気になることは下記の通り。

①日当たり(良すぎると暑すぎる、悪すぎると湿気がすごい)

②虫・ねずみの侵入(換気扇、排水溝などにすきまが空きすぎていると、たくさんのものが侵入してくる。あと、窓の立て付けが悪い物件が多い。)

③シャワーの温度(ベトナムの家の多くはソーラー発電。乾季はよいが、雨季になると当然稼働できず、水シャワーになる。そのため、電気式ボイラーが好ましい。両方備えていて、切り替えてくれるタイプが電気代も抑えられるため、最高。)

④門限(謎の門限を設定するやつがいる。誰が住むのだろう。)

⑤電気代(エリア・物件によって電気代が異なる。)

⑥洗濯機(基本的には家政婦さんがやってくれるが、私は触られるのが嫌なため、自由に使える洗濯機が必須。共有のところも、部屋に専用のものが備え付けなパターンもある。乾燥機がある物件も多いが、たいていは日当たりが悪かったり、屋上がなく干す場所がないためである。)

⑦匂い(屋外で調理する家庭が多く、ベランダがあったとしても横の家屋から独特の香り・肉が焼けるにおいなどする。くさいし、気持ちが滅入るため、避けたい。)

⑧家主(日本と違って契約時はエージェントが世話をしてくれるが、入居後は割と放任。そのため、トラブルが起きたときは直接話せる家主が好ましい。)

 

最近、部屋でワインのボトル(未開封)を割ってしまい、

白い壁にべったりとシミがついてしまった。

現在の物件の家主は心優しく、「あとで塗りなおすからいいよー」といった感じで

デポジットをつかって直します!ということもなく、ありがたかった。

 

長くなるのですが、今日内覧したことをメモしておきます。

基本部屋探しは日系のエージェントと、知り合いのフリーエージェントを使っていたが、最近はFacebookでみつけた物件に直接コンタクトをとっている。

(最近気づいたが、それもフリーのエージェントが大家に代わって投稿・仲介している。そのため仲介金がとられる。)

英語を話せるベトナム人が多いことに驚く。

日本ではこうもいかないだろうなあと思う。

 

今日コンタクトをとっていたのは2人。計3件みた。

1人のエージェントは一度に2件みせてくれた。

最初の1件では、英語が堪能なブライアンと名のるベトナム人が対応してくれた。

とても気さくで、まだ決めてもいないのに、物件周りの案内をしてくれた。

家賃も下げてくれたが、日当たりが悪すぎて、またも悩む。

2件目に向かう際、ブライアンが送ってくれた。

そして2件目に「彼氏役をさせてくれ」といい、一緒に内覧をした。

(同業として気になるらしい。)

2件目の家主はフランス語・英語が堪能なおばあちゃんだった。

フランス領の名残かなと思った。

おばあちゃんが「この部屋に住むひとは、あなたのことを知っている」という。

怖すぎ。エージェントもいってたけど、そんなわけないだろ。

ドアを開くと、以前クラブで会ってゲストがくるまで暇だから、といってフォーを一緒に食べた人だった。

うわー!思いがけず知り合い?の部屋をのぞくなんて、ちょっとな~

しかも、使用済みトイレやシャワーを使うとは、やや気まずいな~

部屋はきれいだけど、市場を通ってしかアクセスできず、害虫や野犬が怖い。

ホーチミンは狭いな~。

 

そしてブライアンはわたしを次の物件へまでも送ってくれた。

多分、ブライアンはオネエだ。安心する。

3件目、ブライアンは翻訳の仕事があるといって帰っていった。

1階がカフェで、上階が住居らしい。

怖いヒップホップが爆音であった時点で「帰りたい」と思ったが

その爆音の店内の奥からコーギーが走ってきた時点で即決しそうだった。

全然小さいサイズではないが、Tinyという名前らしかった。

「ヨーロッパ人は部屋で洗濯しない」とのポリシーから、洗濯ができない家だった。

それはやばいだろと思いながら話をしていると

コーギーが白い壁にむけて思いっきり放尿していた。

その嬉しそうな顔が最高にかわいかった。

残念ながらそこはあまり良くなかったので、入居はしないが

そのコーギーにあうために度々そのカフェにいきたい。

 

 

 ベトナム人はかわいい。人懐っこいのだ。

最初はそれが嫌で嫌でたまらなくて、毎秒怒り狂っていた。

パーソナルスペースという感覚もなく、人のものに勝手に触れることに抵抗がない。

でも、以前にヨーロッパ圏・欧米圏の人たちにそれを言ったことがあって

「日本人は気にしすぎ、東京で地下鉄に乗ったらまず俺たち外人の横には座らない。」

と言っていた。確かに、意識できないところで、

無意識に「自分たちと文化の違う人とは距離をおく」ことに徹してしまっている。

でもまあやめられないし、仕方がないし、悪いことでもないし

突然日本人すべてがフレンドリーになってしまったら怖くて帰国できない。

しょうがないよね多分。ほとんどのことが。